NewsLetter 第83号 2000年8月発行
日本女性学会NewsLetter (*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります) 女性学会ニュース第83号[PDF] 2000年8月発行 学会ニュース 日本女性学会 第83号 2000年8月 2000年春季大会報告 2000年6月17日(土)・6月18日(日) 会場:東京大学本郷キャンパス法文1号館・法文2号館 第1日目:6月17日(土) 13:30〜16:30 シンポジウム 「フェミニズムと政治権力」 パネリスト/コーディネーター 大沢 真理 (東京大学社会科学研究所) パネリスト 福島 瑞穂 (参議院議員) 大西 珠枝 (総理府男女共同参画室室長) 森屋 裕子 (スペース・フィフティ代表、 「女性を議会へバックアップスクール」主宰) 討論者 舘 かおる (お茶の水女子大学ジェンダー研究所) 進藤久美子 (東洋英和女学院大学・社会科学部) 大会シンポジウムには255名の参加があり、途中退席する人もなくパネリストらの話に熱心に耳を傾けていた。 今回のシンポジウムに対する参加者アンケート(回収率20%、51名)にみると興味深く、良かった、というのが過半数を占めていた。シンポジスト、討論もバラエティーに富んだ顔ぶれで、異なる立場からの貴重な意見を聴くことができたというのが理由である。 その反面、発表者が多いため、討論の時間がなかったことを悔やむ感想も多かった。今回のシンポジウムの趣旨である国家主義の台頭の中で女性の政策決定過程への参画を進めることは可能か、可能ならば、いかにして、また、それは日本の政治にどのような影響を持ち得るのか、保守化に抗していくパワーをいかにつけていくか、等の疑問への解答を見出すヒントは各発表には何らかの形であったように思う。しかし各発表者間、討論者間の有機的関連が非常に弱かったこと、多くの問題提起について、また現在の政治的危機状況を踏まえた上での討論が充分できなかったことは至極残念だった。理論を深めるために討論する時間をいかに捻出するかは、今後の女性学会大会の検討課題だと思う。 当日のシンポジストの発言内容を独断と偏見でまとめると、大沢真理さんは大企業、男性中心の社会政策からジェンダー平等政策への転換の可能性、男女共同参画社会基本法はジェンダー平等政策主流化の力となるか、審議会委員として権力にとりこまれないための戦
