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書籍ご案内

日本女性学会・ジェンダー研究会編 『男女共同参画/ジェンダーフリー・バッシング−バックラッシュへの徹底反論』

書籍ご案内 日本女性学会・ジェンダー研究会編 『男女共同参画/ジェンダーフリー・バッシング−バックラッシュへの徹底反論』 出版社の書籍紹介ページ 近年、男女共同参画やジェンダーフリー、性教育などが批判されています。「バックラッシュ」や「バッシング」と呼ばれるこれらの批判は政府やメディアに影響を与え、ジェンダー/ジェンダーフリーへの言葉狩り、性教育の内容への介入などが起こっています。このような状況の中で行政担当者・教育関係者や、これまでさまざまな場で男女共同参画/ジェンダーフリーにかかわってきた人々は、まっすぐにものが言えないようになってきています。 そこで、日本女性学会内部にできたジェンダー研究会では、男女平等やジェンダーに関わる問題や質問にわかりやすく答え、バックラッシュ派に反論していくために本書を企画しました。執筆者は、主にジェンダー研究会に参加した研究者です。私たちは、多くの人に男女共同参画/ジェンダーフリーについて正しく知ってもらうこと、そして、バックラッシュ派のうそやごまかしにだまされず、みんなが堂々と自分の思いや意見を言える社会を作っていくことを願っています。 ジェンダーの定義や男女平等、男女共同参画社会をめぐっては、専門家の間でも多様な見解があります。したがって、本書は、執筆者全員の意見が完全に一致して書かれているわけではありませんし、日本女性学会の統一見解が示されているわけでもありません。執筆者は、担当した項目を自分の意見で書いています。執筆者共通の基本的な視点は、性差別のない、ジェンダー平等が実現される社会、多様な人々が多様なままで認められ、生きていける社会を作ろうという願いです。 本書の構成は、各質問に答えていくQ&A形式を中心としていますので、どこからでも読むことができます。また、最初に「ジェンダー」に関する基本的なスタンスをまとめましたから、適宜参照してください。Q&Aの後ろには、ジェンダー関連用語の基本的意味やバックラッシュの背景、政府の「ジェンダー」及び「ジェンダーフリー」に対する見解、参考文献、資料などを掲載しました。参考にしてください。 日本女性学会・ジェンダー研究会編集委員会

研究会案内

2006/7/8 日本学術会議主催公開講演会 身体・性差・ジェンダー —生物学とジェンダー学の対話—

日本学術会議主催公開講演会 身体・性差・ジェンダー —生物学とジェンダー学の対話— ■日時 平成18年7月8日(土)12:30〜17:30 ■会場 日本学術会議講堂(定員250 名・参加費無料) □主催 日本学術会議 □後援 東北大学 21 世紀COE「男女共同参画社会の法と政策」、お茶の水女子大学21 世紀COE「ジェンダー学のフロンティア」、東京大学男女共同参画室、名古屋大学男女共同参画室、理化学研究所脳科学総合研究センター、女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)、男女共同参画学協会連絡会、大学等の男女共同参画推進ネットワーク、ジェンダー関連学協会連絡協議会、ジェンダー法学会、ジェンダー 史学会、日本女性学会、国際ジェンダー学会、日本スポーツとジェンダー学会 □協力 (独)メディア教育開発センターSCS(衛星通信を利用した大学間ネットワーク)を利用し配信します プログラム 12:30〜 開会・メッセージ 黒川 清(日本学術会議会長) 猪口 邦子(内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)、日本学術会議会員) 江原由美子(首都大学東京都市教養学部教授、日本学術会議会員、学術とジェンダー委員会委員長) <総合司会> 後藤 俊夫(中部大学学監、日本学術会議会員、学術とジェンダー委員会副委員長) <コーディネータ> 大沢 真理(東京大学社会科学研究所教授、日本学術会議会員) 12:50〜 講演 原 ひろ子(城西国際大学大学院人文科学研究科客員教授、日本学術会議連携会員) 「男女共同参画社会の実現と学術の役割」 上野千鶴子(東京大学大学院人文社会系研究科教授、日本学術会議会員) 「ジェンダー概念の意義と効果」 束村 博子(名古屋大学大学院生命農学研究科助教授、日本学術会議特任連携会員) 「女と男はどう違う?−生物学視点から−」 大内 尉義(東京大学大学院医学系研究科教授、日本学術会議連携会員) 「性差医療の可能性」 井谷 惠子(京都教育大学教育学部教授、日本学術会議特任連携会員) 「ジェンダー研究からみた体育・スポーツの可能性と課題」 15:05〜 質疑・討論<ディスカッサント> 五十嵐 隆(東京大学大学院医学系研究科教授、日本学術会議会員) 加賀谷淳子(日本女子体育大学客員教授、日本学術会議会員) 黒田 公美(理化学研究所脳科学総合研究センター基礎科

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NewsLetter 第106号 2006年5月発行

日本女性学会NewsLetter (*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります) 女性学会ニュース第106号[PDF] 2006年5月発行    学会ニュース 日本女性学会 第106号 2006年5月 2006年度日本女性学会大会プログラム 協 賛 大阪府立女性総合センター 日 時 2006年6月10日(土)・11日(日) 場 所 大阪府立女性総合センター(ドーンセンター) 〒540-0008 大阪市中央区大手町1丁目3−49 Tel.06-6910-8500 京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」下車、徒歩5分 参 加 費 会員:無料 非会員:1,000円   第1日目 6月10日(土曜日) 場所 7階ホール 開 場/受 付 12時30分 シンポジウム 13時〜16時30分 テーマ ジェンダーをめぐる暴力とトラウマ −暴力への対抗としての、フェミニズムの希望のあり方 パネリスト 宮地尚子、大越愛子、木村涼子  コーディネーター 伊田広行 総会 17時〜18時 (この間、非会員の方にはビデオ上映を行う予定です。) 懇親会 18時〜20時 1階レストラン「ユイマール」 会費4,000円   第2日目 6月12日(日曜日) 個人発表 ワークショップ 午前の部 10時〜12時30分 午後の部 13時50分〜15時30分 *宿泊に関しては、とくに斡旋はしておりませんので、各自で手配してください。 *書籍販売に関してのお知らせ 大会当日は、「ウィメンズブックストアゆう」が会場で書籍販売をします。書籍の委託販売を希望される方は、「ウィメンズブックストアゆう」にご相談ください。 書籍注文の関係で、早めに集計をとる必要がありますので、連絡は、5月20日までに「ウィメンズブックストアゆう」までお願いいたします。 連絡先(有)ウィメンズブックストアゆう 電話 06-6910-8627 FAX 06-6910-6115 mail info●womens-books.jp(●を@に書き換えてください) シンポジウム ジェンダーをめぐる暴力とトラウマ  ─暴力への対抗としての、フェミニズムの希望のあり方 コーディネーター 伊田 広行 クローバリズムと新自由主義の下で格差拡大/弱肉強食化がすすみ、憲法「改正」や戦争への抵抗感が低下し、フェミ

学会誌バックナンバー

13号/2006年3月発行 定価2571円(本体2381円+税)(税込)

フェミニズムと戦争—『銃後』から『前線』への女性の「進出」!?を踏まえて —— 特集にあたって 千田有紀 特集 フェミニズムと戦争—『銃後』から『前線』への女性の「進出」!?を踏まえて 女性兵士をとりまく困難 佐藤文香 <前線/銃後>のモザイク化と再編される男性性の暴力 海妻径子 「暴力」の主体から「非−暴力」のエイジェンシーへ 岡野八代 投稿論文 現代ゴシックのホモフォビア —— 恐怖の近さと同質性 生駒夏美 イギリスにおける性とジェンダーの政治学 —— 女性「同性愛」の不可視性とその歴史的背景 野田恵子 「セックスワーカー」と「性奴隷」のはざまで暮らす、普通の女たち —— グローバル性産業の中のタイ女性の場合 青山薫 「廃娼論」と産児制限論の融合 —— 安部磯雄の優生思想について 林 葉子 ライフコースの多様化が生み出す女性間比較 ——「アグネス論争」の言説分析 妙木 忍 不可視化された女性の投票・投票行動 —— 昭和三十年代の愛知県豊田市を事例に 真野昌子 報告 女性学にとってのミードとマネー 井上輝子 『三十年のシスターフッド —— 七十年代ウーマンリブの女たち』を制作して 瀬山紀子 書評 Stephen Hicks and Janet McDermott ( eds.) Lesbian and Gay Fostering and Adoption: Extraordinary yet Ordinary 小松満喜子 秋山洋子『私と中国とフェミニズム』 大橋史恵 Barbara Victor Army of Roses: Inside tde World of Palestinian Women Suicide Bombers 清末愛砂

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WOMEN’S STUDIES Vol. 13 (2005)

Journal of Women’s Studies Association of Japan WOMEN’S STUDIES Vol. 13 (2005) Edited by the Editorial Committee of the Women’s Studies Association of Japan CONTENTS Special Issue: Feminism and War The Difficulties Surrounding Female Soldiers SATO Fumika “Women’s Participation in the Mosaic Battlefront”and the Violence of Reorganized Masculinity KAIZUMA Keiko From the Subject of Violence to the Agency of Non-Violence OKANO Yayo Articles: Homophobia in Contemporary Gothic: Proximity and Homogeneity of Terror IKOMA Natsumi The Politics of Gender and Sexuality in England: the Invisibility of Female “Homo-Sexuality” and Its Historical Background NODA Keiko Ordinary Woman Living between “Sex Workers” and “Sexual Slaves”: Cases of Thai Women in the Global Sex Industry AOYAMA Kaoru The Connection between “Haisho” Theory and Birth Control Theory: the Eugenics of Isoo Abe HAYASHI Yoko A Comparison of Women which Results from the Diversity of Female Life Courses: Discour

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NewsLetter 第105号 2006年2月発行

日本女性学会NewsLetter (*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります) 女性学会ニュース第105号[PDF] 2006年2月発行   学会ニュース 日本女性学会 第105号 2006年2月 日本女性学会大会シンポジウム案内   テーマ:ジェンダーをめぐる暴力とトラウマ ─暴力への対抗としての、フェミニズムの希望のあり方   日 時 2006年6月10日(土)午後1時〜4時半 場 所 大阪ドーンセンター パネリスト 大越 愛子、木村 涼子、宮地 尚子 コーディネーター 伊田 広行 趣旨: グローバリズムと新自由主義の下で格差拡大/弱肉強食化がすすみ、憲法「改正」や戦争への抵抗感が低下し、フェミニズム・バッシングのような「人権運動」攻撃が起こっている。それは広義の暴力状況の蔓延である。あるいは暴力への鈍感さの広がりである。 それに対し本シンポジウムでは、三人の論者が、暴力やトラウマ概念との関係で、「私にとってのフェミニズムとはどのようなものか」「私にとってフェミニズム/ジェンダーがいかに大事か」「今のバッシング状況においてフェミニズムやジェンダーの視点がなぜ重要なのか」を語る。 もとよりそれは、単に個人的なことを語るとか、すでに確立しているジェンダーの議論をなぞるという話ではない。今回のシンポジウムは、参加者一人ひとりが、そこでの問題提起や提示される「視点」を受け止め、改めてフェミニズム/ジェンダー論を捉え直す契機とするための試みなのである。というのは暴力への理解が表面的でその影響に対する認識が深まらず、このことに比例してフェミニズム・ジェンダー論への理解も深まらない状況が見られるためである。三人の論者は、深いフェミニズムの理解を世間に提起するという意気込みで、各自のフェミニズム論を展開する。 もちろん、暴力概念は、戦争や犯罪や性暴力や虐待や人間関係における支配など多様な側面を持っている。ある意味、世間は、「もう十分、暴力を知っている」つもりであろう。しかし、それは事実であろうか。たとえば、「暴力(差別)の被害を受けるということ」がそれを体験したものにとって、どのような経験として認識されているのか、あるいは語れない記憶として封印されてしまっていたのか、いくつもの「なぜ」を重ねて暴力の体験のもつ意味に

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NewsLetter 第104号 2005年11月発行

日本女性学会NewsLetter (*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります) 女性学会ニュース第104号[PDF] 2005年11月発行 学会ニュース 日本女性学会 第104号 2005年11月 日本学術会議の改革について ●学術会議の大胆な自己改革…20%に達した女性会員比率 上野千鶴子 「学者の国会」と言われる日本学術会議第20期が大幅な改組とともにスタートした。210名の会員のうち女性が42名、それまでの6%からいっきょに20%に達し、2000年に10年以内に女性比率を10パーセントに高めると、学術会議が自らに課した数値目標をクリアした。70歳定年制を敷き、40代会員もゼロから14人に増えて大幅に若返った。第19期にくらべて、会員の8割が入れ替わるというドラスティックな改革となった。日本の科学者コミュニティ70万人の利益代表、国家の科学技術政策策定のリーダーとなり、また科学者として責任のある発言を世に問う役割を背負った団体。とはいえ、これまでは長老支配と権威主義とで、遠くにあって何をするかよくわからない団体と思われていた。それが大胆な衣替えをしたのは、行革のもとでの、「このままでは学術会議はつぶされる」という科学者コミュニティの危機感だった。現役の発言力のある科学者を中心に、機動性を高め、政策発信力を強め、社会的なプレゼンスを増大するという目的のもとに、学術会議は自己改革をやってのけた。 新体制が成立したのは、会員選出方法が大幅に変わったせいである。分野別の選考委員会が学術団体からの推薦にもとづく母集団のなかから、業績審査によって新会員を推薦するコオプテーションという方式をとった。もちろんそのなかに、分野別だけでなく、性別、年齢別の「配慮」が働いたことは想像に難くない。特別に「女性枠」があったらしいことはささやかれているし、それは今回の総選挙の「女性枠」同様、怨嗟と批判の対象となっている。だが、それ以外の方法では、女性がいっきょに20パーセントに増えるという「快挙」がなしとげられなかったのも事実だろう。 学術会議の会員選出方法はそれ以前に2回、変更されている。初期は学術団体の分野別の連絡会を「選挙区」として、候補者を選挙で選出した。立候補は自由だったから、その当時は女性会員が何人かいた。その選出方法がポピュリズムに偏るという

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NewsLetter 第103号 2005年9月発行

日本女性学会NewsLetter (*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります) 女性学会ニュース第103号[PDF] 2005年9月発行 学会ニュース 日本女性学会 第103号 2005年9月 2005年度日本女性学会大会報告 シンポジウム:フェミニズムと戦争−「銃後」から「前線」への女性の「進出」!?を踏まえて 日  時:2005年6月11日 場  所:横浜国立大学 パネリスト:佐藤文香・海妻径子・岡野八代 コーディネイター:千田有紀 6月11日シンポジウム報告 千田 有紀 2005年度日本女性学会シンポジウムは6月11日(土)の午後開催された。 まずコーディネーターの千田が、シンポジウム「フェミニズムと戦争」というテーマについて説明し、女性が「銃後」から「前線」へと「進出」している現実を踏まえて議論したいという趣旨説明をおこなった。 佐藤文香氏の報告は、「女性」と「兵士」という相矛盾する役割の内実と、当事者の女性たちの調停の在り様について、軍隊内のセクシュアル・ハラスメントや職務の割り当てに着目し、聞き取り調査や統計資料を使いながら分析されたものであった。 海妻径子氏は、現在は、前線と銃後、戦争と平時(の経済支配)、生産と再生産という区分がすでにモザイク化しているのではないかということを指摘したうえで、アグレイブの捕虜の虐待問題について、従来のジェンダー秩序を壊すようにみえる現象もまた旧来のジェンダー秩序に基づいているということを、フェミナイゼーションという用語を手がかりとして分析した。 岡野八代氏は、ジュディス・バトラーの議論を使いながら、近代的な暴力の「主体」から「非-暴力」のエイジェンシーへとなることによって、責任/応答可能性を果たさなければならないことを報告した。 議論は多岐にわたったが、とくに暴力装置としての近代国家をどのように評価するかをめぐってなされた。ドメスティック・バイオレンスなどを例にとりながら暴力装置としての警察と軍隊の共通点と相違点について、また対抗的な暴力をフェミニズムはどのように考えるべきか、またネオリベラリズムとグローバライゼーションの進行のなか、戦争が民営化され、責任主体としての国家が曖昧化されるかたちで国家権力は逆説的に強化されているのではないか、などの点が議論された。 とくに国家権力の否定の根

アピール

「女性学/ジェンダー学」および「ジェンダー」概念バッシングに関する日本女性学会の声明

最近、一部のメディアや政治活動において、ジェンダー概念や男女共同参画の理念を曲解した「ジェンダーフリー」批判が強まっている。この動きが、「ジェンダー学(ジェンダー論、ジェンダー研究)」、「女性学」、「性教育」等の教育実践や「男女共同参画社会」、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」等の行政施策への揺り戻しにまで拡大している事態に鑑み、日本女性学会はここに声明を行うものである。 人間の平等の重要な構成部分をなす男女平等の理念は、長い歴史の中で多くの先人たちの努力によって追求されてきた崇高なものである。20世紀後半に展開した「女性学」、「男性学」、「ジェンダー学(ジェンダー論、ジェンダー研究)」、「セクシュアリティ研究」、「レズビアン/ゲイ・スタディーズ」、「クィア研究」等の学問は、いずれもこの理念を具現化したものとしてある。そして、これらの学問の中で中心的な役割を果たした概念が「ジェンダー」であり、この概念は現在、国際的な学術用語として確立し、学問領域を超えて分析に使用されている必要不可欠な概念の一つとなっている。 すなわち、今日では、階級や民族といった従来の分析概念とならんで「ジェンダー」に敏感な視点なしには、人間存在の多様性に配慮した豊かな分析・認識はありえない。これが国際的・領域横断的な学界の常識であることは、これまで「ジェンダー」に関連する文献が、世界中のどれだけ多くの分野にまたがって生み出されてきたかを見れば一目瞭然であろう。この蓄積を消滅させることは誰にもできない。 国連が1975年を「国際女性年」とし、続く10年を「国連・女性の10年」と定めて以降、国際的にも女性の地位向上、男女平等の施策が積み重ねられてきた。例えば、わが国も批准している女性差別撤廃条約やILO156号家族的責任条約は男女平等を推進する重要な思想に立脚したものであり、これらにおいては、男女の役割・生き方を従来のように本質主義的・固定的にとらえることが批判され、ジェンダー不平等を解消する上で、男女個々人がそれぞれ対等な権利で自立、エンパワメント、自己決定していくことの重要性がうたわれている。こうしたジェンダー平等の視点はもはや国際標準となっており、わが国の男女雇用機会均等法や育児・介護休業法、男女共同参画社会基本法、DV防止法等もその流れの中で策定されたものである。そして、男女共同参画社会

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NewsLetter 第102号 2005年5月発行

日本女性学会NewsLetter (*会員に送付しているペーパー版の「学会ニュース」とは内容が一部異なります) 女性学会ニュース第102号[PDF] 2005年5月発行 学会ニュース 日本女性学会 第102号 2005年5月 2005年度日本女性学会大会プログラム 日 時 2005年6月11日(土)・12日(日) 場 所 横浜国立大学 教育文化ホール 〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-1 参 加 費 会員:無料 非会員:1,000円   第1日目6月11日(土曜日) 場所 横浜国立大学 教育文化ホール 開 場/受 付 12時30分 シンポジウム 13時〜16時30分 フェミニズムと戦争─「銃後」から「前線」への女性の「進出」!?を踏まえて パネリスト 佐藤文香、海妻径子、岡野八代 コーディネーター 千田有紀 総会 17時〜18時 この間非会員向けにビデオ上映を行ないます 「30年のシスターフッド 70年代ウーマンリブの女たち」 (制作 山上千恵子・瀬山紀子/57分/2004) 懇親会 18時15分〜20時 大学会館 参加費 会員:無料 非会員:1,000円   第2日目6月12日(日曜日) 個人発表 10時〜12時 ワークショップ/個人発表 13時〜15時   シンポジウム フェミニズムと戦争 −「銃後」から「前線」への女性の「進出」!?を踏まえて コーディネーター 千田 有紀  今回の大会シンポジウムでは、フェミニズムと戦争を根本的に問い直すことが課題である。戦後のフェミニズム思想では、第二次世界大戦において、女たちが「母」として、「銃後」を支えてきたことが、反省的に問い直されてきた。しかし、湾岸戦争からイラクにおける戦争にいたっては、女性が兵士として参戦するという事態が生まれ、女性が「前線」にまで「進出」してきた事態をどのように捉えるのかという問題がわたし達に突きつけられている。しかもアフガンに対する攻撃に際して、タリバンからの「女性解放」が口実として利用され、アルグレイブ刑務所において、男性性を模した女性兵士が男性を虐待している写真が全世界に衝撃を与えるなど、問題は錯綜してきている。このフェミニズムと戦争をめぐる問題の複雑性を損なうことなく、踏み込んで複雑性を解き明かし、議論することを目指したい。 交通アクセス 横

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